硬毛化とは
硬毛化(こうもうか)とは、レーザー・光脱毛を問わず、脱毛をすることにより脱毛をする前よりも、施術後に毛が太くなる現象のことを言います。
このほか「多毛化」・「増毛化」と呼ばれることもありますが、毛穴の数は生まれつき決まっているため、脱毛によって毛穴が増えることはありません。よって毛自体が増えるとは考えにくいとされています。毛が以前に比べると太く、硬くなってしまうために、毛が増えたように感じられるのがこの現象の特徴です。
硬毛化が起こる頻度は少ないと言われているものの、一定割合で発症してしまう確率がございます。
硬毛化は、脱毛をはじめてしばらくした後に症状が出はじめるます。施術開始から1~3ヶ月経過したあと。そして、硬毛化が起こるかどうか前もって知るすべはなく、判定できるものではないので、実際に脱毛を開始して施術を受けてみないとわかりません。仮に硬毛化してしまったとしても数本で済むケースもあれば、ほぼすべての毛が硬毛化してしまう方もいます。
硬毛化の原因について
硬毛化は光を照射するサロン脱毛、レーザーを照射する医療脱毛、ご自宅で使用する家庭用光美容器での脱毛のいずれでも起こることがありますが、なぜ起こるのか、その原因はいまだに解明されておりません。
最も有力な説とされているのが、「脱毛時にレーザーや光の照射をおこなったにもかかわらず、毛を生成する組織に十分なダメージを与えることができず、毛を生成する細胞を刺激して返って毛の成長を促してしまう」です。
脱毛機には、毛の黒い色素(メラニン)に反応して脱毛をおこなう種類のものも多く、そういった脱毛機は太くて濃い毛に対して光・レーザーがしっかりと反応しますが、一方で産毛は色素が薄いため、脱毛機がしっかり反応せず、毛を生成する細胞に対して十分なダメージを与えられなくて硬毛化が発生してしまうということが考えられます。
硬毛化しやすい部位
『顔 / うなじ / 背中 / 鎖骨 / 肩 / お腹 / 二の腕』
硬毛化が起こりやすい部位は顔や背中、鎖骨。肩。二の腕(上腕)、胸、お腹、肩などの細く色素の薄い産毛が生えている部位です。VIOやワキ、脚のような元々太く硬い毛が生えている部位に硬毛化が起きるケースは稀と言われていますが、どの部位でも硬毛化が起きる可能性はゼロではありません。
硬毛化のリスクに対する当店の脱毛方針について
上述の通り脱毛には硬毛化のリスクを伴い、本来の目的とは逆に濃くなってしまうリスクを回避するため、当店では上記の部位の脱毛をお勧めしておりません。(基本的には施術をお断りいたします。)
上記を理解したうえで、それでも尚ご自身の意思で上記部位の脱毛をご希望される場合は、お客様のご意向を最優先にご対応させていただきますが、当店では硬毛化の責任は一切負いかねます。