光脱毛の原理

光脱毛に有効な毛は成長期の毛です。
成長期の毛はメラニン色素と水分を多く含み、毛乳頭としっかりつながっているので光のエネルギーが毛を伝って毛乳頭に届きます。

毛乳頭はタンパク質でできているので、光の熱で凝固します。これをたんぱく質の熱変性(※注1)と呼びます。

【光 ⇨ 毛(メラニン)と水分に反応 ⇨ 熱に変わる ⇨ 毛乳頭に伝わる ⇨ タンパク質が固まる】

これにより毛乳頭は栄養が吸収できなくなり、毛の成長は抑制され減耗できます。

※休止期の毛は毛穴にけが生えていない状態の為、光当てても効果が見込めません。

※1【タンパク質の熱変性とは】
生卵を加熱すると、卵は固まりゆで卵になります。
このような変化をたんぱく質の熱変性といいます。生卵からはヒヨコが生まれますが、ゆで卵からヒヨコは生まれません。
熱編成が起こる前の成長期の毛は生卵状態、光を照射し熱編成が起こった後の毛はゆで卵と同じ状態です。
生卵の状態の毛は栄養分をどんどん吸収し、成長しますが、ゆで卵の状態の毛は栄養分を吸収できなくなるため成長が止まります。
科学的に表現すると、分子の立体構造が変化して、性質が変わるという化学反応が起こっていることになります。